まるり | 「下準備編その一」 | せるり |
せるり:
と、いうわけで今回は下準備編だ! まるり: 下準備編ってなに?それ、おいしい? せるり: 「おいしい」って…お前なあ(-_-#) 「下準備」も知らんのかっ? 下準備編というのは、物事が上手くいくように前もって準備しておくことだっ! まるり: ほえ〜。それじゃ、おいしくないの? せるり: おいしくはないが、これをすることによって「おいしい結果」を得ることができ るのだあ。おいっ何、舌なめずりしてるんだよっ!真面目にやれっ!(バキッ) まるり: いたたあ。うーん、この紙にケーキを描いたらそれが本物になればいいのにい。 せるり: それじゃあ、描いてみい! まるり: (カキカキ…)まるり、これくらい大きなやつ一度食べてみたいの〜。 せるり: ……それ、ケーキに見えてないぞ。まるり。 (注:せるりは常にカンペキを要求する性格だった)
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前もって何の目的で絵を描くのか考慮すると、無駄がありません。例えば…
〜趣味で絵を描く場合〜
まるり | 「下準備編その二」 | せるり |
せるり:
さあて、何の為に絵を描くか決めたか?まるり。 まるり: ふにゅ〜。ケーキ〜。ねえ、せるり、まるりは「お絵描き教室」より「お料理教室」がいいなあ。まだ最初だしい、やめて、「お料理教室」にしよ?ねっ? せるり: (無視)そうか、まるりはそんなにケーキが好きなのか。それじゃあ、ケーキを描くってことでいいな?決定だな? まるり: ………ぐーぐー…。(寝たふり) せるり: もし、まるりが一生懸命「お絵描き」したらご褒美にケーキをおごってやるぞ。 まるり: !!!! わ〜い、それっほんとだねっ?やったあ!まるり、がんばるよお! せるり: …なんてゲンキンな奴。たるんどるぞお!根性がなっとらあん!!それじゃあ、立派な絵描きにはなれんぞお! まるり: まるり、立派な絵描きにならなくてもいい。(きっぱり) せるり: ……………………。(数分間沈黙)
せるり:
(しみじみと)まるり。絵ってものはなあ、描けると生活がちょっと味のあるものになるんだぞ。ショートケーキの上に、いちごがあるようなもんだ。いちごがなくてもケーキは食べれるが、あったほうが楽しいし、美味しい。
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実際に紙の上に思いついた案をかたっぱしから描いてみるとわかりやすいです。
こうして、より良い「図案」「構図」「画材」を決定します。
例えば、「ケーキを」「美味しそうに」描くことに決めるとします。
そうしたら、何のケーキをどういう風に何で描けばそう見えるか、作戦を練ります。
〜描き方&構図で勝負!『ケーキを美味しそうに描くには』〜
案その一:素敵なテーブルにのっているケーキを描き、そのまわりに「きれいな花や美味しそうな紅茶」も描く。
案その二:焼き立てのケーキをニコニコ顔で持っている「コックさん」を描く。「コック」の代わりに「お母さん」「女の子」などを描いてもいい。
案その三:美味しそうにケーキを食べている子供も描く。
案その四:メルヘンチックにケーキを大きく描いて、幸せそうにケーキに埋もれている人を描く。
案その五:ファンタジーの「お菓子の国」を背景に描いて、ケーキでできた家とかを描いてみる。
※まだまだ案はあるはずです。あなたの経験を振り返って、「こんな時に食べたケーキは美味しかった」という想い出を参考にするのもいいでしょう。
※これは結構重要です。本物のケーキを観察できればよりいいです。ところでケーキといっても「ショートケーキ」「ロールケーキ」「チョコレートケーキ」など色々あります。その中で、美味しそうな、自分が描きやすい、イメージにあったものを選びます。もちろん、複数の種類を描いてもかまいません。(小さいケーキだと、一個じゃ寂しいかも)
※色鉛筆、パステル、水彩絵の具…まだまだあります。ひょっとして、今までは画用紙しか使ったことがないですか?画材屋には紙の種類も豊富にそろっていて、よりどりみどりですよ。同じ題材の絵も、選ぶ画材によっては雰囲気ががらりと変わります。ケーキの雰囲気が上手く出せそうな画材はどれでしょうか?プロが描いたケーキの絵を参考にしてみるのもいいです。